私たちの施設には、大きな大きな桜の木があります。

 

春になると、いつも優しくそっと私たちを見守ってくれる、施設のシンボル的存在です。

柔らかな春の風に身を任せて、ピンク色に染まった可愛い小さな花びらが、

気持ち良さそうにゆらゆら揺れています。

まるで、気持ちよくお昼寝しているみたいです。

 

3月下旬の、春の日差しが心地よい良き日に、ご入居者様と職員でお花見を楽しみました。

 

外に出た瞬間、

「わあ！すっかり春ね。」

「風が、とっても気持ち良いわ！」

「ここの桜が、一番きれいね。」

皆様、とっても楽しそう！！

今年は、例年より特にキレイに咲いてくれたように思います。

 

 

 

桜の木の下で、ゆったり流れる時間を贅沢に楽しむ。

まさに至福の一時ですね。

 

あまりに気持ち良くて、お喋りに夢中になっていたら、あっという間におやつ時間に♪

せっかくなので、この日のおやつは満開の桜の下で楽しみました♪

「あら、可愛いお饅頭ね！」

「満開の桜も良いけれど、やっぱり美味しいものも良いわね(笑)！」

桜色の、可愛いピンクのお饅頭を、みんなで食べました。

 

 

いつも以上にキレイに、いつも以上に満開に咲いてくれた桜を眺めながら、

「大変な時が続いているけど、みんなよく頑張っているね！」

と、大きな心で、優しく言ってくれているようにも感じました。

 

 

「今」しか見る事が出来ない満開の桜と同じで、私たちの「今」も「今」しかありません。

 

「今」というかけがえのない時間を、大切に大切に、ちゃんと温めながら笑い合いながら、

過ごしていきたいと、改めて感じた日になりました。