芸術の秋の楽しみ方
紅葉が始まり、きれいな景色を楽しめる季節になりましたね。
この日は、お天気が良ければ中庭に出て、
秋の風を浴びながらスケッチを楽しもうと考えていたのですが、
あいにくの雨。
急きょ、室内での「スケッチタイム♪」
深大寺の入居者の皆様は、多趣味な方が多く、
「若い頃は、よく山登りをして、山で風景画を描いたりしていたよ。」
「私なんか百名山を、全部登ったのよ!」
「私も散歩しながら綺麗な場所を見つけると、
立ち止まって絵を描いたりしたわよ。」
『お庭でスケッチ』のレクリエーションを取り入れたのは、
入居者様同士の、こんな会話を耳にしたのがきっかけです。
真っ新な白いスケッチブックに絵を描くって、なかなか難しいですよね。
絵が苦手な私は、何をどこから描き表せばよいのかさえ悩みます。
今回は初回なので、「モデル」となるものをいくつか準備して、
皆様に好きなものを書いていただきました。
ハロウィンの可愛いかぼちゃのオブジェに、花瓶に入ったお花、

「あっ!人物画もよいかも!」 職員に、
トナカイの着ぐるみと帽子を被ってもらい、
人物画のモデルになってもらいました♪
着ぐるみを着た職員を見ながら、ケラケラと笑い声が響きます。
「なんか笑っちゃうね、(笑)」
「でも、見なきゃ描けないね、(笑)」
笑いながらも、鉛筆を握った手は、スラスラすすんでいきます。
「絵を描いたのなんて、何年ぶりだろう!?」
「マスクしているから顔を描くのが難しいね!」
描きすすむごとに、皆さんの表情が真剣になっていきます。
約1時間後、初めての「スケッチ」完成しました。
皆さん、本当に上手でビックリ!!
人物画は、モデルとなった職員の特徴をよくつかんでいて、
笑っちゃうくらい似ていました(笑)!

「来月も、モデルを変えてやったらどう!?」
入居者様から嬉しいお言葉も。
初めての「スケッチ」、楽しんでいただけたようでした。